フレームと額縁の違いは?サイズや素材で選ぶときのポイント

額縁の売り場に並ぶ「A3」「四つ切」という表示は、フレームの大きさではなく、中に入れる紙や写真の寸法を指しています。
A3なら297×420mm、四つ切なら254×305mmという作品側の数字です。
同じA3用でも、枠幅15mmの細いフレームと40mmある太いフレームでは、壁を占める面積が1割以上変わります。
掛けたい場所に収まるかどうかも、作品がぴたりと納まるかどうかも、表示されたサイズだけでは判断できません。本記事では、額縁のフレーム表記が示す寸法・A判とB判と写真判と号数の違い・製品ごとに外寸がずれる理由と確認方法を解説します。

インテリアグッズLab 編集部
インテリアグッズLabは、傘立て・表札・花瓶・タオル掛けといった、部屋の一角に置く小物の選び方をまとめたメディアです。素材で何が変わるか、どこを測れば収まるか、賃貸でも取り付けられるか。買う前に確かめておきたい条件から解説します。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
額縁のフレームサイズが示すのは中に入る紙の寸法
作品が入る側の寸法を内寸、枠の外周までを含めた大きさを外寸と呼びます。
商品名や箱に書かれた「A3」「B4」「六つ切」は内寸のことで、外寸はそこに枠の幅を左右・上下ぶん足した数字になります。
枠幅25mmのA3額なら、297+25×2=347mm、420+25×2=470mmとなり、壁ではおよそ35×47cmを占めます。
この計算を先にしておくと、掛けたい壁に入るかどうかが買う前に分かります。
枠幅が40mmまで広い木製フレームだと外寸は377×500mmになるので、隣の家具との間が40cmしかない壁には収まりません。
A4と外寸の関係はA4額縁の外寸と内寸で解説しています。
額縁のフレーム規格はA判・B判・写真判・号数の4タイプ
規格はいくつかの体系が並行していて、数字が近くても互いに入れ替えはできません。手持ちの作品がどの体系のものかを先に特定してください。
| 規格 | 代表的な表記と実寸 | 該当する作品 |
|---|---|---|
| A判 | A4=210×297mm/A3=297×420mm/A2=420×594mm | 家庭用プリンターで出力したポスターやイラスト |
| B判(JIS) | B5=182×257mm/B4=257×364mm/B3=364×515mm | 市販ポスター、賞状、書道作品 |
| 写真判 | L=89×127mm/2L=127×178mm/六つ切=203×254mm/四つ切=254×305mm | 写真店でプリントした写真 |
| 号数(F型) | F4=333×242mm/F6=410×318mm/F8=455×380mm | 油彩・アクリルのキャンバス |
A判とB判は別体系なので、A3の枠にB3(364×515mm)は入りません。
写真判も独立していて、四つ切の254×305mmはA4より大きくA3より小さいため、どちらの額にもそのままでは納まらないわけです。
号数はさらに複雑で、同じ6号でもF6は410×318mm、P6は410×273mm、M6は410×242mmと短辺が変わります。
A2やキャンバスの実寸はA2額縁の寸法一覧とキャンバス用の額縁サイズで解説しています。
手持ちの作品からフレームを決める手順
紙の縦横と厚みを実測する
最初に定規で作品そのものを測ります。
「A3で出力した」という記憶よりも実測が確実で、断裁のずれや余白の切り落としで数ミリ違っていることがあるためです。
あわせて厚みも測ってください。
デッサン額と呼ばれる薄い紙向けのフレームは、入る深さが数ミリしかありません。
厚み20mm前後の木枠付きキャンバスや、布や記念品のように立体のあるものは、深さのある油彩額や箱型のフレームが必要になります。
ユニフォームのような厚みのあるものの飾り方はユニホーム額縁のサイズ選びで解説しています。
規格に合わないときはマットで受ける
実測値がどの規格にも一致しないときは、作品より一段大きい額縁を選び、マット(作品の周囲を囲む厚紙)で隙間を埋めます。
A4の作品をA3の額に入れて周囲にマットを回す組み合わせが代表的で、余白が生まれるぶん作品が引き締まって見えます。
マットの開口部は作品より数ミリ内側に取るので、絵柄のふちが隠れてよい作品かどうかを先に確かめてください。
同じA3用でもフレームの外寸が製品ごとに違う理由
外寸を変えているのは枠の幅と素材です。
アルミ製のフレームは枠幅10〜15mmの細いものが多く、木製やモールディングの装飾があるものは30mmを超えます。
同じA3表記でも、外寸が330×450mm前後の製品と380×500mm前後の製品が同じ棚に並びます。
内寸にも製品差があります。
紙が入るように実寸より1〜3mm大きく作られていて、この余裕の量はメーカーごとに違います。
余裕が大きい製品は紙を入れたあとに作品が下へずれることがあり、気になる場合は裏から薄紙を挟んで固定します。
マット付きの製品では、さらに開口部の寸法が別に表記されるため、内寸・外寸・窓寸法の3つを取り違えないでください。
寸法を取り違えたまま買うと、紙が入らないか、入っても波打って浮きます。
外寸を見落とした場合は、壁の予定位置に掛けたときに隣の額やスイッチプレートと干渉します。
縦横の向きを決めてから吊り金具の位置を確認する点は、A3額縁の縦横の向きで解説しています。
フレームのサイズ表記を確認できる3か所
パッケージでは「適応サイズ」「収納寸法」と書かれた欄が内寸にあたり、A3やB4といった規格名で書かれていることがほとんどです。外寸は「外形寸法」「本体サイズ」の欄にあり、記載がない製品もあります。
- パッケージ表面の適応サイズ欄(内寸)
- 通販サイトの仕様表(外寸・内寸・窓寸法・厚み・重量・前面がガラスかアクリルか)
- フレーム裏面のラベルと背板の刻印
仕様表では重量と前面素材もあわせて見てください。
A2以上の大判でガラスを使った製品は2kgを超えることがあり、アクリルなら同じサイズでも半分以下に収まります。
壁に掛けるときは、この重量で固定方法が決まります。
石膏ボードにネジをそのままねじ込んでも効かないので、ボード用のピンフックやアンカーを使い、下地のある位置を下地探しで確かめてから打ってください。
フックの表示耐荷重は決められた条件での値で、壁紙の状態や打ち込む角度で変わります。
掛ける位置の決め方は額縁を壁に配置する手順で解説しています。
よくある質問
A3の額縁にA4の紙を入れられますか
マットを併用すれば入ります。
A3(297×420mm)とA4(210×297mm)の差を厚紙で埋める形になり、A4用の開口が付いたマットが同梱された製品もあります。
マットなしで入れると紙が枠の中で動き、ガラスとの間で波打ちます。
四つ切の写真はA4の額縁に入りますか
入りません。
四つ切は254×305mmで、A4の210×297mmより縦横とも大きいためです。
四つ切表記のある写真用フレームを選ぶか、A3の額にマットを組み合わせてください。
アルミと木ではどちらのフレームが軽いですか
枠だけを比べればアルミのほうが細く軽いことが多いものの、総重量を左右するのは前面がガラスかアクリルかです。同じサイズならアクリルのほうが大きく軽くなるため、壁掛けで重量を抑えたいときは前面素材の表記を先に見てください。
まとめ
額縁の表記は中に入る紙の寸法で、壁でどれだけ占めるかは内寸に枠幅を足した外寸で決まります。
A判・B判・写真判・号数は別々の体系なので、作品を実測してどの体系かを特定し、一致しなければ一段大きい額とマットで受けるのが確実です。
ぜひ本記事の規格一覧表と3か所の確認ポイントを参考に、手元の作品に合うフレームを選んでください。





