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キャンバスに合う額縁のサイズは?規格と選び方をチェック

キャンバスに合う額縁のサイズは?規格と選び方をチェック

画材店で「F4号」と表示された額縁を手に取ると、手元のキャンバスの木枠には「P4」と印字されています。同じ4号でも、F4は333×242mm、P4は333×220mmで短辺が22mm違うため、そのまま差し込むと上下に隙間が空いてしまいます。

キャンバス用の額縁は、紙用の額縁のようにA判・B判で選ぶのではなく、号数とF・P・M・Sという記号の組み合わせで表記されます。

さらに木枠の厚みが入るだけの深さという条件も加わります。

本記事では、号数表記が示す寸法・F/P/M/S別のサイズ一覧・手持ちの作品から額縁を決める手順・製品ごとに内寸がずれる理由を解説します。

インテリアグッズLab 編集部

インテリアグッズLabは、傘立て・表札・花瓶・タオル掛けといった、部屋の一角に置く小物の選び方をまとめたメディアです。素材で何が変わるか、どこを測れば収まるか、賃貸でも取り付けられるか。買う前に確かめておきたい条件から解説します。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

キャンバス用の額縁が号数で表記される理由

キャンバスの寸法はもともとフランスの画材規格に由来していて、日本でもこの号数がそのまま定着しています。

号数は数字が大きいほど寸法も大きくなりますが、F4からF8で面積が倍になるわけではなく、寸法の増え方は一定ではありません。

額縁側に「F4号用」と書かれているのは、F4のキャンバスが収まる内寸で作られているという意味です。

紙用の額縁はA4・B3のように用紙の寸法がそのまま表記になりますが、キャンバス用は号数という別の体系で動きます。外寸と内寸の関係じたいは紙用と同じ考え方で、A4額縁の外寸と内寸の違いで解説している見方はキャンバス用にもそのまま当てはまります。

F・P・M・Sは長辺が同じで短辺が違う

記号はキャンバスの形の違いを表しています。

Fは人物(Figure)、Pは風景(Paysage)、Mは海景(Marine)、Sは正方形(Square)の頭文字です。

同じ号数ならF・P・Mの長辺は共通で、F→P→Mの順に短辺だけが短くなり、横長の度合いが強くなります。

Sは縦横が同寸です。

キャンバス額縁のF・P・M・Sサイズ一覧

号数ごとの寸法は次のとおりです。単位はミリメートルで、長辺×短辺の順に書いています。

号数F(人物)P(風景)M(海景)S(正方形)
3号273×220273×190273×160273×273
4号333×242333×220333×190333×333
6号410×318410×273410×242410×410
8号455×380455×333455×273455×455
10号530×455530×410530×333530×530
12号606×500606×455606×410606×606
15号652×530652×500652×455652×652
20号727×606727×530727×500727×727
30号910×727910×652910×606910×910
50号1167×9101167×8031167×7271167×1167

3号より小さい寸法にはF0の180×140mm、サムホール(SM)の227×158mmがあり、P・M・Sは3号から上のサイズが流通しています。表の数字はキャンバス側の寸法なので、額縁の内寸はこれに数ミリの余裕を足した値になります。

手持ちの作品から額縁を決める手順

まず確かめたいのはキャンバスの裏側です。

木枠に「F6」「P10」のような印字やシールが残っていれば、その表記と同じ号数・同じ記号の額縁を選べば寸法は合います。

印字が消えている場合は長辺と短辺をミリ単位で測り、上の表と突き合わせてください。

長辺が一致しても短辺が合わないときは、F・P・Mのどれかを取り違えています。

木枠の厚みを測ってから深さを見る

号数が決まっても、まだ額縁は一意になりません。

キャンバスは木枠のぶんだけ厚みがあり、市販の張りキャンバスでは18mm前後が一般的で、大型作品用の太枠では20mmを超えるものもあります。

額縁側にはこの厚みを受ける深さが必要で、油彩額と呼ばれるタイプはそのために内側が深く作られています。

紙用のデッサン額は深さがほとんどないため、号数が合っていてもキャンバスは収まりません。

展示への出品用なら、表面が細い枠だけの仮縁(かりぶち)という選択もあります。

飾ることを前提に選ぶなら装飾のある本縁で、枠幅が広いものほど壁を占める面積が増えます。

壁での見え方から逆算する考え方は部屋に合う額縁の選び方で解説しています。

内寸と深さが製品ごとにずれる理由

額縁の内寸は号数の実寸ぴったりではなく、出し入れのために2〜4mmほど大きく作られています。

この余裕の取り方はメーカーごとに決まっていて、統一された数値はありません。

同じ「F10号用」でも、片方は差し込むと軽く動き、もう片方は指で押し込むような固さになります。

深さの差はさらに大きく出ます。

木枠の厚みが額の深さを超えると、キャンバスが裏側へ飛び出して裏板や折れ釘が届かず、固定できないまま壁から浮いた状態になります。

逆に余裕が大きすぎる場合は作品がガタつくので、薄いボール紙や隙間テープを内側に挟んで止めてください。

額を先に買ってから作品を合わせるのではなく、キャンバスの実寸と厚みを測ってから額縁を選ぶ順序にすると、この2つのずれを避けられます。

なお油彩やアクリル画では、額縁にガラスやアクリル板を入れないのが基本です。絵の具の表面が板に触れると貼り付くおそれがあるため、入れる場合はスペーサーで浮かせる作りのものを選びます。

サイズ表記と深さの確認場所

通販の商品ページでは、仕様欄の「適応サイズ」または「対応号数」にF4号・P10号のような表記が入ります。

ここに号数がなく外寸だけが並んでいる製品は、キャンバス用ではなく紙用である場合が多いです。

深さは「フカサ」「内側の深さ」として別に書かれていることがあり、数値が記載されていなければ販売店に問い合わせたほうが確実です。

実店舗では額縁の裏を向けて、キャンバスが入る段の深さを直接見られます。

表示ラベルの号数と記号、外寸、深さの3つを見ておけば、壁のどこに掛けられるかも判断できます。

掛ける位置や高さの決め方は額縁を壁に配置する手順で解説しています。

よくある質問

F10号の額縁にP10号のキャンバスは入りますか

長辺は530mmで共通ですが、短辺はF10が455mm、P10が410mmで45mmの差があります。

差し込むこと自体はできても上下に大きな隙間が空き、固定も安定しません。

記号まで一致した額縁を選んでください。

キャンバス用の額縁に紙の作品を飾れますか

深さがあるため紙が奥へ沈み、そのままでは見え方が不自然になります。

厚いマットや裏板を重ねて高さを調整する方法はありますが、紙の作品なら用紙の寸法で選べるデッサン額のほうが手間がかかりません。

用紙寸法での選び方はA3額縁の縦横の向きと選び方で解説しています。

号数の表記が木枠に残っていないときはどうしますか

長辺と短辺をミリ単位で測り、本記事の一覧表と照らし合わせてください。

長辺が表の数字と一致すれば号数が確定し、短辺でF・P・M・Sのどれかが決まります。

あわせて木枠の厚みも測っておくと、額縁の深さを選ぶ判断材料になります。

まとめ

キャンバス用の額縁は、号数と記号がそろって初めて寸法が決まり、そこに木枠の厚みを受ける深さという条件が重なります。

同じ号数でも短辺は最大で数十ミリ違い、深さの基準はメーカーごとに異なるため、キャンバスの長辺・短辺・厚みを測ってから額縁を選ぶ順序が安全です。

飾る場所から考えたい場合は飾る場所別の額縁の選び方で解説しています。

ぜひ本記事のF・P・M・Sサイズ一覧と選び方の手順を参考に、手持ちのキャンバスに合う額縁を選んでください。

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