SHARE:

踏み台はどう選ぶ?高さ・素材・使う場所別の選び方を解説

踏み台はどう選ぶ?高さ・素材・使う場所別の選び方を解説

キッチンの吊り戸棚の上段に手が届かず、つま先で伸び上がる場面があります。踏み台は1段のもので高さ20cm前後、2段で40cm前後が目安で、この20cmの差で届く棚がひとつ上に変わります。

ただし高さだけで選ぶと、天板が小さくて足がはみ出したり、たたむと厚くて隙間に入らなかったりします。売り場では「踏み台」「ステップ台」「ステップスツール」の3つの名前が混在していて、同じ形のものが別の名前で並ぶこともあります。

本記事では、脚立との違い・タイプ別の向き不向き・高さと天板の決め方・置き場所の測り方まで解説します。

インテリアグッズLab 編集部

インテリアグッズLabは、傘立て・表札・花瓶・タオル掛けといった、部屋の一角に置く小物の選び方をまとめたメディアです。素材で何が変わるか、どこを測れば収まるか、賃貸でも取り付けられるか。買う前に確かめておきたい条件から解説します。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

踏み台と脚立・ステップスツールは何が違うか

踏み台は天板に立って使う低い台で、脚立は高い位置での作業を前提にしたはしご状の道具です。名前が3つに分かれているのは売り方の都合で、高さがおおむね50cm以下、手すりがなく、天板が1枚か2枚というものは、どの名前で売られていても用途はほぼ同じと考えてかまいません。

両者を分けるのは高さではなく、体を支えるものがあるかどうかです。

脚立には上に伸びた支柱や手すりがあり、体重の一部を腕で預けられます。

踏み台にはそれがないので、天井の照明を外すような頭上の作業では、上を向いた瞬間に重心が後ろへ動いて足元が不安定になります。

手すりのない踏み台を脚立の代わりに使わないでください。天井まわりの作業は、はじめから脚立や作業台を用意するほうが安全です。

1段と2段で変わる使い勝手

段数の違いは、そのまま立ち位置の高さの違いです。天板が20cm上がれば指先も20cm上がるので、あと何センチ足りないのかを先に把握すると、選ぶ段数はすぐ決まります。

1段で足りるのは「あと少しだけ」の場所

洗面台の上の鏡裏収納、冷蔵庫の最上段、机の上の棚あたりは、20cm上がれば手のひらまで入ります。1段は天板が低いぶん昇り降りが軽く、出したりしまったりの手間も小さいので、日に何度も使う場所に向きます。

2段が要るのはクローゼットの枕棚と吊り戸棚の最上段

クローゼットの上にある枕棚は、床から180cm前後に付いていることが多く、奥に押し込んだ物を取るには40cm前後の高さが必要になります。

ここで一度考えておきたいのが、何を上げるかです。

毎日開ける小物の収納を枕棚に置くと、そのたびに踏み台を出すことになります。

手の届く高さに置くべきものと上げてよいものの線引きは、置き場所を含めた収納側の選び方に関わるので、ジュエリーボックスの選び方で解説しています。

折りたたみ・据え置き・スツール兼用という踏み台の3タイプ

形の違いは、収納するかしないかでほぼ決まります。3タイプの向き不向きをまとめます。

タイプ主な素材向く人気をつける点
折りたたみ樹脂・アルミ使うたびに出して隙間にしまいたい人ヒンジ部分にガタが出る。開き切らないまま立つと危険
据え置き木・スチールキッチンや洗面所に出しっぱなしで使う人場所を取る。重いので家中の持ち回りには向かない
スツール兼用木・樹脂居室に置いて座る用途も兼ねたい人座る前提の耐荷重表示なのか、立つ前提なのかを確認する

スツール兼用は部屋に置いても浮きにくい形が多い一方、天板が丸く小さいものもあります。足を並べて乗せられる奥行きがあるかどうかを、写真ではなく寸法で確かめてください。

安定して立てることをねらった作りと、その代償

踏み台の安定は、脚の接地面積と脚ゴム、そして天板の広さで作られています。

脚が外に広がった形は横向きの力に強くなりますが、そのぶん床の占有面積が増え、扉の前には置けなくなります。

天板が広いものは足元が楽ですが、たたんでも厚みが残って隙間に入りません。

軽い樹脂製は片手で運べる代わりに、床が滑る素材だと体重をかけた瞬間にずれることがあります。

表示されている耐荷重は、メーカーが決まった条件で測った公表値です。

真下に静かに載せた値なので、天板の端に片足だけで乗る、上で背伸びして横に力をかけるといった使い方は条件から外れます。

表示の数字に近い体重で使うなら、天板の中央に両足を置ける大きさを選んでおくほうが無理がありません。

天板を物置き台として使うのも勧めません。

上に物が載っていると必要なときに毎回下ろす手間が増え、載せた物を落とす危険もあります。

飾るための台がほしいなら、置くもの側から選ぶほうが早く、飾る小物の形と素材の見分け方は花器・オブジェの選び方で解説しています。

踏み台を選ぶ順序は場所→高さ→天板→素材

最初に決めるのは置き場所です。

出しっぱなしにできるなら据え置きが選べて、しまうなら折りたたみに絞られるので、ここで候補が半分に減ります。

次に高さで、届かせたい棚の高さから自分の手が届く高さを引き、足りない分に近い段数を選びます。

そのうえで天板を見ます。

両足を並べて乗せたいなら奥行き20cm以上が目安で、片足で足をかけるだけの用途なら細いものでも足ります。

素材は場所で決まり、水がかかる洗面所や浴室前なら拭くだけで済む樹脂やアルミ、居室や玄関なら木が周囲となじみます。

木製は水拭きを繰り返すと表面が荒れるので、濡れる場所には向きません。

踏み台を置く場所の測り方と床の条件

測るのは3か所

測るのは、置いた状態の幅と奥行き、たたんだときの厚み、しまう隙間の高さの3か所です。

冷蔵庫の横や洗濯機との間に立てて入れるつもりなら、隙間の幅はいちばん狭いところで測ってください。

扉の前に置く場合は、扉が開く弧の中に脚が入っていないかも確かめます。

床側の条件

床は平らな場所を選びます。

カーペットの縁をまたがせる、畳とフローリングの境目に置くといった使い方では、片側の脚だけが沈んでガタつきます。

フローリングでは脚ゴムが滑ることも傷を付けることもあるため、脚裏の素材を見て必要ならフェルトを足してください。

玄関の三和土(たたき)は水はけのために傾いていることがあり、平らに見えても傾斜が付いています。

なお、毎日出し入れするものを踏み台が必要な高さに置くと、踏み台のほうが出しっぱなしになります。高い棚には季節物や年に数回しか触らない物を上げるのが基本で、日常的に触るものの置き場所の決め方は腕時計の収納場所の考え方で解説しています。

踏み台の手入れと買い替えの目安

樹脂製は水拭きだけで済みますが、屋外やベランダに出したままにすると紫外線で表面が白っぽくなり、割れやすくなります。

木製は固く絞った布で拭き、半年に一度はネジの締まりを確かめてください。

アルミの折りたたみはヒンジのガタが出やすい部分です。

替えどきの判断は、脚ゴムが1つでも外れているか大きくすり減った、天板や脚にヒビが入った、開いたときのロックがかからない、平らな床に置いてもガタつきが直らないという4点で決めます。

どれかに当てはまったら補修せず交換してください。

立って使う道具は、壊れ方が転倒に直結します。

よくある質問

踏み台で天井照明の電球交換はできますか

手すりのないものでは勧めません。

上を向いて両手を頭上に上げる作業は重心が動きやすく、天板の狭い踏み台では足元の余裕がありません。

天井まわりは、支柱や手すりのある脚立を使ってください。

耐荷重100kgと書かれていれば100kgまで安全ですか

その数字は、メーカーが決まった条件で測った公表値です。

天板の中央に真下方向へ荷重をかけた場合の値なので、端に片足で乗る、上で体をひねる、物を持って昇るといった使い方では条件が変わります。

実際の体重に道具や荷物の重さを足したうえで、余裕のある表示のものを選んでください。

子どもの洗面所用に使っても大丈夫ですか

濡れた足で乗ることを前提に、天板に滑り止めの加工があるもの、角が丸いもの、脚が外に広がって倒れにくいものを選んでください。

水がかかるので素材は樹脂かアルミが扱いやすいです。

使っている間は目を離さないようにしてください。

踏み台を使わないと届かない棚には、何を置くといいですか

取り出す頻度が年に数回のものに限るのが現実的です。

電源コードが必要な機器は、コンセントの位置と配線が伸ばせるかどうかで置ける場所が決まるため、高い棚には向きません。

腕時計を動かし続ける機器の置き場所と選び方はワインディングマシンの基準で解説しています。

高齢の親のために選ぶときは何を優先しますか

高さを低め、天板を広め、手すり付きという順で絞ると候補が決まります。

1段でも昇り降りにふらつきがある場合は、踏み台の選び方では解決しません。

気になるときは医療機関に相談してください。

まとめ

踏み台は、置き場所で形が決まり、届かせたい棚の高さで段数が決まる道具です。

天板の奥行きと素材はそのあとの判断で、最後まで数字を見ずに写真で選ぶと、届いてから隙間に入らないという結果になります。

手すりがないものを頭上の作業に回さないという線引きだけは、どのタイプを選ぶときも変えないでください。

ぜひ本記事の選ぶ順序と、測るべき3か所を参考に、自分の家の棚の高さから逆算して選んでみてください。

あなたへのおすすめ