フォトフレームの遺影サイズと選び方|飾り方のマナーも解説

遺影に使われるフォトフレームは、四つ切(254×305mm)とキャビネ判(2L判・127×178mm)の2サイズに集まります。
葬儀のあとに手元用として額を買い直そうとして、A4の枠を選んだら四つ切の写真が入らない、という取り違えが起こります。
四つ切は写真の寸法体系、A4は紙の規格で、もともと別の体系だからです。
そのうえで、額縁に書かれた数字は「中に入る写真の寸法」であって、枠の外周の大きさではありません。
仏壇の上に収まるか、壁のどれだけを占めるかは別の数字で見ます。
本記事では、遺影のフォトフレームのサイズ表記の読み方・サイズ一覧と使われる場所・置き場所から決める手順・製品ごとに外寸がずれる理由を解説します。

インテリアグッズLab 編集部
インテリアグッズLabは、傘立て・表札・花瓶・タオル掛けといった、部屋の一角に置く小物の選び方をまとめたメディアです。素材で何が変わるか、どこを測れば収まるか、賃貸でも取り付けられるか。買う前に確かめておきたい条件から解説します。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
遺影のフォトフレームに書かれたサイズは入る写真の寸法
「四つ切」と表示された遺影用のフォトフレームは、254×305mmの写真が入る枠を指します。
この入る側の寸法を内寸、枠の外周までを含めた大きさを外寸と呼び、置けるかどうかを決めるのは外寸のほうです。
同じ四つ切でも枠の幅が太ければ外寸は一回り大きくなるので、仏壇の天板や飾り棚に置くなら、外寸と奥行きの2つを先に確かめてください。
単位の書き方も製品ページによって違い、写真の寸法はmm、枠の外寸はcmで書かれていることがあります。254mmと25.4cmは同じ数字なので、比べるときはどちらかに揃えて読んでください。
もう1つ覚えておくと選択肢が広がるのが、台紙(マット)です。
内寸より小さい写真を中央に見せる部品で、四つ切の枠にA4(210×297mm)の写真を入れたいときは、マットで余白を隠すと収まります。
反対に、内寸より大きい写真は入りません。
遺影に使うフォトフレームのサイズ一覧
| 表記 | 入る写真の寸法 | よく使われる場所 |
|---|---|---|
| 四つ切 | 254×305mm | 葬儀の祭壇、後飾り、和室の壁 |
| 六つ切 | 203×254mm | 四つ切より小ぶりの壁掛け |
| A4 | 210×297mm | 洋室、データから焼いた写真 |
| キャビネ(2L判) | 127×178mm | 仏壇の中、リビングの棚 |
| L判 | 89×127mm | 手元に置く小さな飾り方 |
葬儀社が用意する遺影は四つ切が中心で、そのまま自宅に持ち帰ったあと、仏壇まわりに置き直すためにキャビネ判へ作り替える流れが多く見られます。
四つ切と六つ切は写真の寸法体系、A4は紙の規格なので、数字が近くても互換はありません。
六つ切の写真はA4の枠に縦横とも収まりますが、四隅に余白が出るのでマットを併用します。
A判とB判の関係はA4とB5の寸法の違いで解説しています。
小さいサイズへ作り替えるときの見え方はL判の実寸と飾り方で解説しています。
遺影フォトフレームの素材と前面板の違い
枠の素材で重さと見た目が変わる
枠は木製・樹脂・アルミの3タイプに分かれます。
木製は落ち着いた見た目で仏壇や和室の建具と揃いやすい一方、四つ切のような大きい枠になると重くなり、湿気の多い場所では反ることがあります。
樹脂は軽く、木目調の塗装がかかったものが多いので、壁に掛ける前提なら候補に入れてください。
アルミは枠幅が細く、外寸を抑えたいときに向きます。
前面はガラスとアクリルで選ぶ
前面板はガラスとアクリルのどちらかです。
ガラスは透明感があって写真の色が沈みませんが、そのぶん重くなり、割れると破片が飛びます。
アクリルは軽く割れにくい代わりに、柔らかいので拭き傷が付きやすく、静電気で細かいほこりを寄せます。
壁に掛ける場合や、小さな子どもが手を伸ばす高さに置く場合は、重さと破片の両方を考えてアクリルのほうが扱いやすいでしょう。
線香の油煙が付く場所に置くなら、乾拭きで落ちるかどうかも見ておくと手入れが楽になります。
置き場所から決める遺影フォトフレームのサイズ
仏壇や棚に置く場合
先に置き場所の幅と奥行きを測ってください。
卓上用のフレームは背面のスタンドを開いて自立させるため、写真の寸法よりも奥行きを取ります。
仏壇の内部に置くなら扉の内側の幅、天板に置くなら扉を開いたときに当たらない位置を確かめます。
奥行きが足りない場所では、キャビネ判やL判へ小さくするほうが現実的です。
壁に掛ける場合
石膏ボードの壁にネジをそのまま打っても効きません。
下地の位置を確かめて木部に打つか、石膏ボード用のアンカーを使ってください。
和室なら、鴨居(かもい)や長押(なげし)——扉の上や壁の上部に走る横木——に掛けるフックを使う方法があり、壁に穴を開けずに済みます。
壁掛け金具の耐荷重はメーカーの公表値で、壁材や面の状態で結果が変わるため、四つ切にガラスが入った木製の額のように重いものを掛けるときは、公表値に余裕を持たせて選んでください。
賃貸の壁での掛け方は壁掛けフォトフレームの固定方法で解説しています。
同じ四つ切でも外寸が違う理由と、商品ページで確認する場所
内寸が同じでも外寸が製品ごとにずれるのは、枠の幅と厚みに決まった基準がないからです。
細枠なら内寸に数cm足した程度、装飾の入った太枠なら左右で合わせて10cm近く大きくなることもあります。
壁の飾れる幅が限られている場合や、仏壇の天板に余白を残したい場合は、内寸ではなく外寸で比べてください。
内寸は写真の寸法よりわずかに大きく作られているのが普通で、入れた写真が少し動いたり、時間が経って反ったりします。マットで縁を押さえておくと浮きにくくなります。
確認する場所は、商品ページの仕様欄です。
内寸と外寸、前面板の材質、吊り金具などの付属品の有無、背面のスタンドが縦向きと横向きの両方の設置に対応しているかが、そこに書かれています。
実店舗ではパッケージの裏面に同じ項目が載っていることが多いものの、書かれていない製品もあるため、店員に確認するか別の製品を見てください。
なお、取扱いのあるサイズは店舗や時期によって変わります。
サイズ全般の絞り込み方はサイズと素材からの選び方で解説しています。
よくある質問
遺影のフォトフレームは黒でないといけませんか
黒でなければならないという決まりはありません。
慣習として黒や濃い色の枠が多く使われてきましたが、近年は淡い木目や白い枠も市販されています。
宗派や地域、家ごとの慣習が関わる部分なので、迷う場合は家族や菩提寺(ぼだいじ)に確認してから決めると安心です。
四つ切の遺影をA4のフォトフレームに入れられますか
入りません。
四つ切は254×305mm、A4は210×297mmで、横幅が44mm足りないためです。
A4の枠に収めたいなら、写真店でA4サイズに焼き直すか、四つ切が入る枠を選んでください。
逆に、四つ切の枠にA4の写真を入れるのはマットを使えば可能です。
手元にあるL判の写真を四つ切に引き伸ばせますか
引き伸ばせるかどうかは、元の写真やデータの解像度で変わります。
プリントしかない場合は写真店でスキャンして拡大する形になり、仕上がりの粗さは元の状態によって差が出ます。
持ち込んで相談すると、どのサイズまで無理なく大きくできるかを教えてもらえます。
大きく飾る場合の見え方はA3サイズを飾るときの考え方で解説しています。
まとめ
遺影のフォトフレームで最初に読むべき数字は内寸で、置けるかどうかを決めるのは外寸です。
四つ切とA4は別の寸法体系なので数字が近くても入れ替えはできず、小さい写真を大きい枠に収めたいときはマットで調整します。
置き場所が仏壇まわりなら奥行き、壁なら下地と重さが判断の分かれ目になります。
ぜひ本記事のサイズ一覧表と外寸の確認手順を参考に、飾る場所に合う一枚の枠を選んでください。


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