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有田焼の花瓶とは?特徴・魅力と他の陶磁器との違いを解説

有田焼の花瓶とは?特徴・魅力と他の陶磁器との違いを解説

有田焼の花瓶は、佐賀県有田町とその周辺で作られる磁器です。

土が粗くて水を吸う陶器とは素地(きじ)が別物で、水を張ったままにしてもシミやにじみは出ません。

ところが商品ページには「有田焼 花瓶 8号」とだけ書かれていることがあります。

この8号が高さなのか胴の太さなのかは、その表記だけでは分かりません。

号は1号を約3cmとして数える高さの目安で、業界で統一された規格ではないからです。

本記事では、有田焼の花瓶という呼び名が指す範囲・号とcmと口径の読み分け・飾る花と置き場所からサイズを決める手順を解説します。

インテリアグッズLab 編集部

インテリアグッズLabは、傘立て・表札・花瓶・タオル掛けといった、部屋の一角に置く小物の選び方をまとめたメディアです。素材で何が変わるか、どこを測れば収まるか、賃貸でも取り付けられるか。買う前に確かめておきたい条件から解説します。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

有田焼の花瓶が指すもの|産地と磁器という2つの条件

有田焼は産地の呼び名です。

佐賀県有田町とその周辺の窯で焼かれた磁器を指し、素材そのものの名前ではありません。

日本で磁器づくりが始まった土地として知られ、白い素地に青や色絵で文様を描いたものが多く出回っています。

有田焼と伊万里焼の呼び分け

江戸時代、有田で焼かれた磁器は近くの伊万里の港から積み出されたため、消費地では伊万里焼と呼ばれていました。

古い品を古伊万里と呼ぶのはその流れです。

現在は、伊万里市の大川内山(おおかわちやま)で作られるものを伊万里焼として呼び分ける場合があります。

花瓶として選ぶうえでは、どちらも磁器という点が同じで、扱い方に差はありません。

磁器なので水を張ったままにできる

磁器は陶石を砕いた素地を高温で焼き締めたもので、水を吸いません。

水を入れて数日置いても底がにじまず、置いた面に輪じみが残ることもまずありません。

陶器の花瓶はここが逆で、素地が水を吸うため、水を張ったままにするとシミが出ることがあります。

素材ごとの向き不向きは陶器の花瓶とガラスの違いで解説しています。

ただし磁器は硬くて薄く作れる反面、角をぶつけると欠けます。

号・寸・cmと口径|有田焼の花瓶のサイズ表記の読み方

寸法の表記は5種類あり、それぞれ測っている場所が違います。

表記何を表すか買う前に確かめること
高さの目安。1号を約3cmとして数えるcmの実寸が併記されているか
尺貫法の長さ。1寸は約3.03cm高さと径のどちらの寸法か
高さ底から口までの外寸飾り棚の内寸に収まるか
口径口の内側の直径生けたい束が入る太さか
胴径(最大径)いちばんふくらんだ部分の外寸扉や通り道に当たらないか

読み間違いがいちばん多いのは口径です。

高さだけを見て決めると、届いてから口が細くて束が入らない、逆に口が広すぎて花が四方に開いて倒れる、といったことが起きます。

号と高さは同じものを指していることが多い一方、口径と胴径は別々に書かれていないと分かりません。

素材や形も含めた基本の考え方は花瓶の選び方で解説しています。

飾る花と置き場所から有田焼の花瓶のサイズを決める手順

高さは花の丈から逆算する

全体の見え方が落ち着くのは、花を含めた丈に対して花瓶の高さが半分から3分の1におさまるあたりです。

切り花は買ってから茎を切り戻せるので、迷ったら低いほうを選んでおくと使える花の幅が広がります。

反対に、高さのある花瓶に短い花を生けると口の中に沈んでしまいます。

口径は束の太さで決める

売り場でいつも買う一束を手に取り、根元を握った太さを覚えておくと選びやすくなります。

その太さより少しだけ広い口径なら、茎が寄って自然に立ちます。

一輪挿しのように口が狭いものは茎が固定される代わりに、水を替えるときに花を抜き差ししにくくなるでしょう。

置き場所は内寸で測る

飾り棚やニッチに置くなら、棚板の奥行きではなく、扉や枠の内側までの寸法を測ってください。

胴径が奥行きを超えると前へ張り出し、扉が閉まらなくなります。

枝物を生ける予定があるなら高さより先に底径と重さを見てください。

重心が上がるほど、軽い花瓶は前に倒れやすくなります。

枝を生ける前提の寸法の取り方は枝物向けの高さと口径の決め方で解説しています。

有田焼の花瓶で表記と実寸がずれる理由

号がどの寸法を指すかは、表記する側の説明に左右されます。

高さの目安として使われるのが一般的ですが、統一規格ではないので、cmの実寸が併記されていればそちらを信じてください。

号だけの表記なら、8号で24cm前後という換算をあくまで見当として使う程度にとどめます。

もうひとつの理由は焼成による縮みです。

磁器の素地は焼くと縮み、縮み方は厚みと形で変わるため、同じ型から起こしても数mmの差が出ます。

ろくろで挽いた品ならなおさらで、寸法が「約」で書かれているのはそのためです。

棚にぴったりの寸法を狙うと入らないことがあるので、左右と上に1cmほど余裕を見ておくと安全です。

実寸が同じでも、絵付けによって見た目の大きさは変わります。

呉須(ごす)という青い顔料で描く染付は余白が多く、白磁の面積が広いぶん実寸より軽く見えます。

文様が全面を覆う色絵や金襴手(きんらんで)は、同じ8号でも部屋の中で目を引きます。

色絵の花瓶を他の産地と見比べたいなら九谷の花瓶の特徴で解説しています。

サイズが合わないと起きることと、寸法を確認できる場所

置けない・倒れる・絵が薄くなる

寸法違いで起きることは、置けないか倒れるかのどちらかです。

胴径が奥行きを超えれば扉や動線に当たり、底径が小さい花瓶に長い枝を入れれば前へ倒れます。

もう一段こまかい失敗として、金彩や上絵は釉薬(ゆうやく)の上に焼き付けてあるため、研磨剤入りの洗剤やスポンジのざらついた面でこすると薄くなります。

内側は水を替えるついでにすすぎ、外側は柔らかい布で拭いてください。

食器洗い乾燥機に入れるのは避けたほうが無難です。

底の高台(こうだい)がざらついている品もあるので、家具に直接置くならフェルトを貼ると傷を防げます。

寸法はどこに書いてあるか

通販の商品ページなら、仕様欄に「高さ約○cm×口径約○cm」の形で書かれています。

実店舗では箱の側面か、桐箱入りの品なら箱書きに寸法が入っていることが多いです。

どちらにも記載がなければ、販売店に高さと口径を問い合わせてから決めてください。

取扱いのある品は店舗や時期で変わるので、同じ窯の同じ形が常に手に入るとは限りません。

部屋の色や素材との合わせ方は花器とオブジェの選び方で解説しています。

よくある質問

有田焼と伊万里焼はどちらを選べばいいですか

花瓶としての性質はどちらも磁器で、水を吸わない点も手入れの方法も同じです。

有田焼は有田町周辺の産地呼称、伊万里は積み出し港に由来する呼び名で、現在は伊万里市大川内山の品を伊万里焼と呼び分ける場合があります。

呼び名ではなく、口径と高さ、それと絵付けの好みで選んでください。

水を入れたままにしても大丈夫ですか

素地が吸水しないので、水を張ったままでも花瓶側に問題は出ません。

ただし水は日が経つと傷むため、花のもちを考えれば毎日替えるほうがいいでしょう。

内側にぬめりが残ったときは、柔らかいブラシで軽く洗ってください。

「8号」の花瓶に丈の長い枝物は生けられますか

8号は高さ24cm前後を指すことが多く、それ自体は枝物に足りない高さではありません。

判断は底径と重さで変わります。

枝が長いほど重心が上がるので、底が小さくて軽い花瓶なら、枝を短く切り戻すか、胴が下でふくらんだ形に替えてください。

まとめ

有田焼の花瓶を選ぶときに最初に決まるのは素材の性質で、磁器なので水を張ったまま使えて、手入れは拭くだけで済みます。

残る変数は寸法で、号は統一規格ではないため、高さ・口径・胴径のcm表記を優先してください。

生けたい花の丈と束の太さ、それに置き場所の内寸を測っておけば、選べる範囲はかなり絞れます。

ぜひ本記事のサイズ表記の表と、花の丈から逆算する手順を参考に、部屋に置ける一本を選んでください。

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